介護現場のお悩みONLINE

介護職の二大悩み「仕事」について

「仕事」に関する悩み

介護職が抱える仕事の悩み


体力面に限界を感じる

介護職は体力勝負というイメージを持っている人が多いのですが、それは三大介護と言われている「食事」「入浴」「排泄」に「大変」「きつい」というイメージがあるからです。三大介護には相手の身体を支えたり、抱きかかえたりする動作が多いのですが、そのような動作を長時間続けていると腕のしびれや腰の痛みといった症状が出ることがあります。痛みから目を逸らし無理をしていると通院や服薬が必要になるなど深刻な状態になってしまい介護職を続けることが難しくなります。

仕事量が多過ぎる

人手不足に悩む施設も少なくありません。職員の数が足りず最低限の人数で仕事を回しているので、1人当たりの仕事量が多くなります。仕事を終わらせるために十分な休憩が取れなかったり、残業になったりといったことが日常的になり、休みを取ることもままならなくなってしまいます。しっかりと休みが取れないと心身に悪影響を及ぼすため、休みがほとんど取れず過労で倒れてしまう職員も一人や二人ではありません。

運営方針に矛盾を感じる

各施設では理念を掲げて運営しています。しかし、実際の働き方が理念と異なっている場合があります。現場で働く職員の中には理念に共感して入職を決めている人もいます。それなのに、理念と異なる働き方を求められるとやりがいを持って働くことはできなくなってしまいます。例えば、「利用者ファースト」を掲げているのに利用者の人権を無視した対応をしているような施設ではどのような姿勢で利用者と接すればいいのか悩んでしまうでしょう。矛盾を感じたまま働き続けるのは困難です。

他職種と連携がしにくい

介護現場では介護職だけではなく、看護師や作業療法士、ケアマネジャーなどさまざまな職種の人たちが働いています。職員同士、連携しながら仕事を行っていますが、意思疎通が上手くできず働きにくさを感じて悩んでいる人も少なくありません。業務を円滑に進めるためにはチームワークが重要です。意思疎通ができず、連携が取れないとなると業務はもちろん利用者にも迷惑がかかってしまいます。

立場に認識のズレ

介護職は立場によって「できること」と「できないこと」、「やらなければならないこと」が違います。立場の違いによって仕事の認識に差が生じるのは仕方がないことではありますが、業務を円滑に進めていくにはよくコミュニケーションを取ることが大切です。しかし、上司や部下との関係があまり良好ではなく連携が取れずに悩んでいる人もいます。連携が取れないと業務が滞ってしまうため、大きなストレスを感じてしまうでしょう。