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介護職の二大悩み「人間関係」について

「人間関係」に関する悩み

介護職が抱える人間関係の悩み


多くの人と関わっている

介護職は利用者や利用者の家族をはじめ、職場の同僚や上司、部下、他職種の職員など多くの人と接する仕事です。関わる人が多いこともあり、人間関係に悩んでいる人も少なくありません。よくあるトラブル例を紹介します。

職場での人間関係

介護の仕事は介護職の力だけでは成り立ちません。さまざまな職種の人たちとチームを組み、連携を取りながら仕事を進めています。しかし、職種や立場が違えば考え方や意見が異なります。お互いに利用者のためを思って行動していますが、摩擦が起きてしまうこともあります。
介護職同士のトラブルで多いのは年齢や価値観の違いによる意見の食い違いです。介護職は年齢を問わないため、30代や40代をメインに10代~70代まで、幅広い年齢層の人が活躍しています。年齢が違えば考え方や価値観が異なるのは当然です。しかし、価値観が違っていると「そのようなやり方はダメ」と相手の行動や言動に否定的です。特に介護職として長いキャリアを積んでいる人はそれまでの経験もあり、介護のやり方が固定している傾向があります。新しいやり方を受け入れられず相手を否定し人間関係が悪化してしまうのもよくあることです。
また、人事異動がない施設や事業所では働いているスタッフは固定されています。何年も同じ人と仕事をしているのでやりやすさを感じる一方、摩擦が生じても逃げ場がないので悩みを抱えていても我慢しがちです。
このように職場における人間関係の悩みは尽きないものです。トラブルに発展するケースは他にもありますが、それは以下の記事に具体的に記載されているので確認してみてください。

職場の人間関係に悩んでいる人の体験談が紹介されています。

【体験談あり】介護職にありがちな人間関係の悩みとは

利用者との人間関係

利用者はお客様という立場ではありますが、中には認知症などの影響で暴言や暴力などで介護職員を困らせる人もいます。本気で言っているわけではない、と頭ではわかっていても、心や身体は傷つきます。利用者が落ち着くために必要な薬を飲ませようとしているのに噛みつかれたり、着替えさせようとしただけなのに暴れられたりすると誰だって疲れてしまいます。介護職員の指示に大人しく従ってくれる人もいますが、そういう人ばかりではありません。毎日のように暴言や暴力にさらされていると仕事に対する意欲を失ってしまうでしょう。

利用者の家族との人間関係

入所施設ではそうでもありませんが、利用者の自宅に出向く訪問介護はどうしても家族と接する機会が多くなります。訪問介護でよく聞かれる人間関係のトラブルが、サービス内容に文句を言われることや無理難題を押しつけられることです。利用者のことを心配するあまり、介護職員のやり方に異を唱えたり、嫌みを言ってきたりする人もいます。心配からくる質問なら受け入れられますが、嫌がらせのようなことをされるとモチベーションが下がってしまいます。