さまざまな悩みから解放されたいなら
介護職に限らず仕事をしていく上で悩みはつきものですが、労働環境が劣悪なブラック施設の方がトラブルが起きやすいのは確かです。ブラック施設の場合、自分の努力だけではなかなか状況を改善することができません。不要なトラブルに巻き込まれないためには施設選びが重要になってきますが、自分に合う施設、つまり働きやすい施設はどのように見つければいいのでしょうか。
まずは情報を集めましょう。施設見学に行ったり、ホームページを確認したりしながらより多くの情報を集めて見比べることで自分に合うのはどのような施設なのか、判断しやすくなります。
働きやすい施設の共通点
情報を集めていくうちに働きやすい施設にはある共通点があることに気づくはずです。どのような共通点があるのか見ていきましょう。
1つ目は「福利厚生」です。働きやすい施設は職員のサポート体制も万全です。有給休暇制度や社会保険、昇給、ボーナス、残業代や交通費の支給といった基本的な福利厚生は多くの施設で導入していますが、働きやすい施設では育児休暇制度や介護休暇制度、生理休暇、出産祝い金なども設けています。介護職は女性の割合が多いのですが、女性はライフステージの変化による影響を受けやすいため、状況によって働き方が変わる場合があります。しかし、このように女性向けの福利厚生がしっかりしている職場なら働き方が変化しても柔軟に対応してくれるでしょう。長く働き続けたいと考えている人にとっては非常に嬉しい制度です。
2つ目は「余裕のある人員配置」です。介護職をどれくらい配置するのかは法律の範囲内であれば施設が決めても構わないことになっています。しかし、人手不足に悩んでいる施設も多く、最低限の人数しか確保できていないところもあります。配置される人数が少なければその分1人当たりの仕事量が増えてしまうため、心身に大きな負担がかかります。余裕を持って人員を配置している施設ならそのような心配はありません。無理な残業や休日出勤はなく、精神的にも身体的にも余裕を持って働くことができます。
3つ目は「職場の雰囲気」です。人間関係が良好な職場は雰囲気も良いのでストレスを溜めずに働けます。仕事のストレスから特定の職員をターゲットにして嫌がらせをする人もいますが、雰囲気が良い職場ではそのようないじめはありません。離職率も低いため、長く働き続けるのも難しいことではないでしょう。
環境がよく楽しく働くことができれば仕事や人間関係でつらいことがあっても乗り越えられます。職員同士の関係が良好な施設を探しましょう。