介護現場のお悩みONLINE

仕事の悩みを解決するには環境改善が重要

体力面と職場環境の悩みを解決するには

仕事のお悩み解決策


仕事量が多く覚えきれない

人手不足に悩んでいる施設では仕事を回すことを優先してしいるので新人の教育にそれほど時間を割くことはできません。仕事を覚えられないとミスも多くなってしまいます。ミスが多くなるとモチベーションも下がってしまいます。そのような環境では意欲を持って入職しても嫌気が差してしまうため、長く続けることはできないでしょう。
教育時間が少ないのは人手を確保できない施設側の責任が大きいのですが、時間が足りないことを嘆いていても状況は改善しません。自ら積極的に学ぶ姿勢も大切です。ミスを繰り返さないために、まずはメモを取る習慣を身につけましょう。先輩や上司からもらったアドバイスを書きこみ、何度も確認します。予習だけでなく復習も習慣づけることも大切です。ただし、仕事を早く覚えるために多くの知識や技術をただ詰め込むだけでは身につきません。重要なのは優先順位をつけることです。すべて網羅するのではなくメリハリをつけて学んでいく方が身につきます。
また、人手不足の施設は1人当たりの仕事量が多いため体力面の不安もあります。人手を増やすことが1番の解決策ですがそう簡単にはいかないでしょう。体力面の不安をすぐに解消したいなら介護技術を身につけるのも有効です。身体に余計な負担がかからないので体力の消耗を防げます。詳しくは以下の書籍で解説していますので参考にしてください。

介護技術の基本をわかりやすく解説しています。イラストが多く初心者にもわかりやすいのが特徴です。

イラスト図解 いちばんわかりやすい介護術

勤務時間内に終わらない

仕事量が多いとどうしても残業になってしまいますが、特に残業が多いのは職員のまとめ役でもある介護リーダーです。介護リーダーの業務内容や役割については以下のサイトを確認してください。

介護現場で中核的な役割を担う介護リーダーの仕事内容や役割などをまとめています。

介護の現場でスタッフをまとめる「介護リーダー」の役割とは?

介護リーダーの仕事は介護業務をはじめ、職員の教育やスケジュール管理、物品管理、会議出席など多岐に渡っています。この中でも時間が読めないのが会議です。会議ではさまざまな意見が飛び交っていますが、いつの間にか日頃の愚痴や不満を共有する会になっていることがあります。収拾がつかず時間が延びてしまい、他の業務に支障をきたしてしまうのも珍しいことではありません。このような実りのない会議を減らすことができれば他の業務に充てる時間がもっと増えます。

「残業して当たり前」の風潮をなくす

「介護職は人手不足だから残業して当たり前」という雰囲気になっている施設も多いのではないでしょうか。しかし、それではいつか過労で倒れてしまいます。定時で帰るのが当たり前になるように意識を変えることが大切です。特に介護リーダーは職員のまとめ役ということもあり、突発的な欠勤をカバーすることも少なくありません。その場合、自分の仕事を後回しにしてしまうのでどうしても残業になってしまいますが、1人で抱え込むのはよくありません。他の職員もカバーできるように体制を整えておくことが大切です。