介護現場のお悩みONLINE

ケース別に人間関係の悩みを解決する方法を紹介

人間関係の悩みはケース別に対処する

人間関係のお悩み解決策


職員同士のトラブル解決策

職員同士のトラブルで多いのは摩擦が生じて人間関係が悪化してしまうことです。この場合はまず、悩みの問題点や自分で解決できるかどうかを整理します。例えば、ミスを注意されて人間関係がぎくしゃくしている場合、問題点であるミスを減らすために自分がどのように行動すればいいのかを考えます。同じミスを繰り返さないように自宅で復習するなど改善に向けてできることをしましょう。
ただし、相性が悪く相手から一方的に嫌われている、といったケースもあります。その場合は自分の努力だけでは解決できません。解決できない問題に向き合っていても時間を無駄にしてしまうだけです。諦めが肝心、という言葉もありますが、自分が改善できる問題に目を向け、時間を当てる方が建設的です。

他職種とのトラブル解決策

介護現場では介護職をはじめ、さまざまな職種の人たちがチームを組んで仕事を進めています。しかし、それぞれの立場や考え方の違いから意見がぶつかり摩擦が起きてしまうことがあります。この場合は自分と相手、どちらが問題を改善すべきなのかを分けて考えるようにしましょう。専門外の悩みを考えていても解決策は浮かんできません。医療のことは看護師に、リハビリのことは理学療法士に、と専門家の意見を尊重することが大切です。介護職は利用者と接する時間が一番多い、ということを活かしてどのように接すればいいのかアドバイスする役割に徹した方がいいでしょう。意見の衝突がなくなりストレスも減ります。

利用者とのトラブル解決策

利用者とのトラブルで多いのは、上手くコミュニケーションが取れないことです。話しかけても無視される、会話が続かない、といったことが続けば自分の接し方に問題があるのではないかと考えてしまいます。この場合、大切なのは「利用者の立場に立っていたか」ということです。利用者は一人の時間を過ごしたかったのに介護職が話しかけてきて迷惑だったから無視した、興味のない話題で会話が広がらなかった、といったこともあります。
話しかけてほしくない様子だったら無理に声をかける必要はありません。会話が続かないようなら相手が楽しめる話題を探してみましょう。利用者の立場に立って最適な接し方を考えていくことがトラブルの解決策です。

利用者の家族とのトラブル解決策

家族が理想の介護を求めて無理難題を押しつけてきたり、実現できずに注意されたりしたことがきっかけでトラブルに発展することも少なくありません。この場合は、自分一人で解決しようと頑張るのではなく他の職員やリーダーに相談して解決策を見つけることが大切です。誰かに相談することでより優れた解決策が見つかる場合があるからです。